おくの地区社会福祉協議会
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新型コロナウイルスは悪者ですか? [2020年 9月24日]
13日午前、おくの義務教育学校6学年の「総合的な学習」は島田の古民家で実施された。学校からは大人との交流希望があり副会長と授業支援グループの自分(運営委員新人)とが参加。他に保護者、古民家の管理人のアサザさん3名。
子ども達は本文10ページのパワーポイント資料を入り替わりながら発表する。地域の良さ、課題、コロナ(感染者数、ウイルスを調べ、新たな生活スタイルはSDGsの確実な達成とある)を挟んで、奥野地区の未来への「思い」と「提案」があった。急な“まとめ”に見えた。このままでは思考は浅い。
そこへアサザの代表が参加者全員へ
「皆さんは『新型コロナウイルスは
“悪者”ですか?』」
と問いかける。子どもたちは「悪者です」と即答。代表は畳みかける。
「本当に!」
。沈黙。
コロナは今の私たちにとって大迷惑な存在であることに違いはない。あえて代表は続ける。
「あなた達とは4年生の学習で“ありがとう”を学んだね。良い悪いと早く決めるつけるだけでなく、あのときの“つながり”を思い出して」
(人とカエルを話題にした授業)。それとそれとの関係を
ありがとうの気持ち
で考えてみる。
今回のコロナは、もともとコウモリと共生していたそうだが原因不明で人に感染した。どうして?それは人間の自然破壊によるものかもしれない。先生はグループ学習を挟む。そのあと活発な意見がでる。コロナ感染の原因は実はここにいる誰にも分かっていない、先生も分からないと正直に言う。授業は一転して深く展開した。文科省の言う「深い学び」になった。ありがとうをベースに考え始めた。ここに総合的な学習の本来の意味がでる。
この6年の校外学習。少人数、古民家、協力する大人、深い考えへ導ける問いの出来る環境あればこそ。これを企画した先生は立役者。ある保護者が仰有った。良い授業で私も学んだと。
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おくの地区社会福祉協議会
茨城県牛久市正直