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2月上映会「トキワ荘の青春」123名が雪にも負けず鑑賞 [2018年 2月28日]


2月上映会「トキワ荘の青春」123名が雪にも負けず鑑賞
★今から50年余前、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄ら、多くの明日を夢見る若いマンガ家たちが青春時代を過ごした実在のアパート“トキワ荘”での彼らの物語を、史実に基づいて描いたフィクション。監督は「東京兄妹」の市川準。主演のトキワ荘のリーダー格・寺田ヒロオに本木雅弘、赤塚不二夫に大森嘉之、現在では映画・テレビ界の有名俳優となったが、小劇場、自主映画などで活躍していた阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久等の若き時代の個性派が多数、実在のマンガ家役で、また、桃井かおり、きたろう、時任三郎もキャスティングされている。全体に抑揚を抑えた地味とも思える映画だが、96年度キネマ旬報ベストテン第7位。

★トキワ荘に住むマンガの神様・手塚治虫の向かいの部屋には、マンガ家としてのスタートを切ったばかりの寺田ヒロオが住んでいた。ある日、藤子不二雄のペンネームで合作でマンガを描いている安孫子素雄と藤本弘のふたりが、手塚を訪ねてトキワ荘にやってきた。あいにく手塚は留守だったが、寺田は田舎から出てきたふたりのために食事をご馳走してやり、東京での生活についていろいろと教えてやるのだった。その後、手塚は別の仕事場に引っ越し、上京した安孫子と藤本がその空部屋に入った。それに続くように、トキワ荘には『漫画少年』の投稿仲間だった石森章太郎、赤塚不二夫、森安直哉、鈴木伸一らマンガ家の卵たちが次々と集まり住むようになる。トキワ荘によく遊びにきているつのだじろうを加えた彼ら8人は“新漫画党”を結成し、寺田の部屋に集まっては、マンガの未来についての話に花を咲かせた。家賃を滞納するほど生活は苦しいながらも希望に燃えて好きなマンガに打ち込む彼らは、少しずつマンガ家としての実績を重ねていく。

★『漫画少年』が廃刊になってもマンガ人気はすたれず、石森と藤子はあちこちに連載を抱える売れっ子になっていた。寺田は相変らずマイペースで描き続け、石森のアシスタントをしながらなかなか世に出るチャンスをつかめないでいる赤塚の面倒を見たり、彼らをよくまとめていた。その後、ギャグマンガの才能を見いだされた赤塚はとんとん拍子に売れっ子になり、同じころ、自分の描きたいものとそれが認められない現実とのギャップに悩んでいた森安が、こっそりトキワ荘から引っ越して行った。寺田は、速いスピードで変化していく少年マンガの世界に自分が合わなくなってきていることを感じつつ、それでも自分の好きなものしか描けないでいた。そしてある冬の日、寺田は“新漫画党”のみんなで写した一枚の写真を残して、トキワ荘を出て行った。
原案協力:梶井純、藤子不二雄A、丸山昭、手塚治虫、石ノ森章太郎
主題歌:灰田勝彦「燦めく星座」「東京の屋根の下」、 霧島昇「胸の振り子」
★次回上映会:3月23日(木)午後2:00〜エスカードホール「旭山動物園ペンギンが空をとぶ」
★無料上映会:3月11日(日)午後2:00〜エスカードホール「はなちゃんのみそ汁」

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