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◎3月ふれあいサロン睦「演劇活動が会社・人生を豊かにした」 [2021年 3月27日]





3月ふれあいサロン睦「演劇活動が会社・人生を豊かにした」2021.3.20
★会員による自己の人生体験・活動紹介も第5回目を迎え、今回は当会における“ふれあいサロン睦”の中心的役割を担っているI会員の順番。I会員は、1941年(昭和16年)、太平洋戦争勃発の年、群馬県滝川村(現高崎市)という農村に、5人兄弟の次男として生まれた。家は非農家、父は軍需品を扱う会社に勤務。一時期海軍として兵役を務めたのち、職場へ復帰したが、終戦とともに失職。農協へ転職したものの病に倒れ、30代で半身不随の身になってしまう。働き手を失い、母の内職(伊勢崎銘仙機織)が唯一家計の支えとなった時期もあった。障碍者である父の復職もかない、母が雑貨商を営み始め、窮地は脱したものの、厳しい環境の中、兄弟5人を無事に育ててくれた両親に感謝。幼少期は、川で魚と戯れ、農繁期には農業の手伝いや母の仕入れの手伝い。仕入れ途上、電動バイクの無免許運転で検問に会い、たまたま駐在所のおまわりさんだったため、屋号を伝え、放免してもらったこともあった。そんな良き時代を過ごす。

★日本で1957年(昭和32年)7月から1958年(昭和33年)6月にかけて起こったデフレーション現象で鍋底不況、鍋底景気(なべぞこけいき)の直後、1959年(昭和34年)創業350年、名古屋に本店があった呉服問屋、いとう呉服店がルーツの現松坂屋に就職。人生の半分を過ごす事になる。従業員の余暇を有意義に過ごしてもらうためにと、創業家また、企業の理解のもと、体育・文化の各部会を設け、手厚く支援してくれた。I会員は演劇部に所属、夏は千葉の勝浦、冬は長野の戸隠で合宿。天の岩戸伝説にちなんだ、神宿る雪深い山里、純朴な人たちが住む戸隠村の芝居公演での思わぬ反響。(演目は「菊池寛作・父帰る」また、毎年の文化祭公演が厳しくなり、最後の記念にと、プロ使用の本格的舞台、東京文化会館小ホール(上野公園内)での芝居公演。職場演劇レベルではめったにできない貴重な経験。戸隠公演と併せ、今も印象深い思い出となっている。この時の演目は、ジョン・スタインベックの「エデンの東」。(無謀なことをしてしまったと、本人は反省しきり)演劇活動を通じての体験は、企業人生に彩を添えたものと思われます。美人の奥様は絵画に腕を振るわれたとのことで、美男美女カップルの職場結婚だったようです。

★むつみボランティアの会に加入したいきさつは、現役引退後、地域の人たちとのコミュニケーション,繋がりをどうすべきか模索しているときに、区民会の新年会の席で、「貴方、いま何かやっているの?」と、たまたま声をかけてくれたのがボランティアの会のO先輩で、その時入会を勧められ、2003年(平成15年)入会。当会では、毎月の”ふれあいサロン睦“の企画・実行担当として活躍。フラワーアレンジの会や手作りの会を主宰されている奥様にもふれあいサロン睦の出し物に協力をいただいてきました。
 また、牛久市社会福祉協議会に協力し、学校・行政区に出向きボラ会員のOさんとともに「認知症」や「オレオレ詐欺」等を題材にした寸劇に出演し、啓もう活動に尽力しています。

★Iさんから勤めた会社につき興味深い話を伺ったので松坂屋の歴史を紐解いてみた。いとう呉服店の創業者は、織田信長の小姓であった伊藤蘭丸祐道が、1611年清州越から名古屋に移り呉服・小間物商を始めた。1768年(明和5年)4月、名古屋の伊藤屋は、江戸・上野広小路の呉服店であった松坂屋を買収し、念願の江戸進出を果たした。買収が成立すると、屋号は長年にわたり江戸市民に親しまれた松坂屋名を存続し「いとう松坂屋」として地域密着経営を展開したこともあり、上野店はめざましい繁盛ぶりであったという。1911年(明治44年)いとう呉服店少年音楽隊が誕生、1925年(大正14年)松坂屋少年音楽隊に改称。越後屋呉服店から百貨店として発展した三越が少年音楽隊を発足させた時代と符合。

★1935年(昭和10年)「松坂屋シンフォニー」→「東京フィルハーモニー管弦楽団」→1946年(昭和21年)「東京フィルハーモニー交響楽団」に改称し、日本最古のオーケストラとして今日に至る。2012年(平成24年)、創立100周年特別演奏会では、1911年(明治44年)の初演プログラムが演奏されたという。2014年(平成26年)には、ワールドツアーでニューヨーク・マドリッド・パリ・ロンドン・シンガポール・バンコク等で演奏を行ったという。楽団員が日本最大を誇り、二組に分かれ各地を演奏。創業家が少年音楽隊としてまいた文化の種が世界的なオーケストラとして発展していることは、痛快そのものである。
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