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朝日新聞7/24掲載 オピニオン 「民俗学からみる介護」を紹介します
朝日新聞7/24 オピニオン 民俗学からみる介護

民俗学者の六車由美(むぐるま ゆみ)さんが 今 介護士として施設で働いている。

以下新聞のまとめ

ディサービスにきていた高齢者より関東大震災の話を聞いていると 周りの高齢者も次々と語りはじめた。とても驚くとともに 日本の近代化を支えてきた人々に出会える介護の現場は民俗学にとって宝庫だと感じた。私はこれを介護民俗学と名付けた。

近代化が進み 地域で伝承されてきた文化が失われていく危機感から始まったのが民俗学で、日常のこまごまとした人々のくらしを記録し後世に引き継いでいく学問である。
普通の民俗学はテーマを決めて相手から聞き取るが 介護民俗学は偶然の展開に任せるため 想像を超えた話を聞く事ができる。

「聞き書き」(介護民俗学の技法)をすると相手の表情が生き生きとしてくるのがわかる。
なぜなら自分が一番輝いていた時代の記憶だからだ。「聞き書き」は相手の人生の深い所まで触れられるのが興味深い。
できれば 聞いたことはビデオや録音など 形に残しておいて欲しい。私は「思い出の記」にまとめて家族に渡したり雑誌に書く事もある。民俗学でいう記憶の継承にもなる。

ケアの現場では相手の表情や態度 身振りから気持ちを察する事が大事だといわれるが  相手の言葉そのものにもっと耳を傾け 理解するほうが大事だと思う。コミュニケーションは本来そうあるはずなのに ケアになると違ってくる。
それは相手の力を軽視しているからだと思う。介護は介護者がともすると優位になる。
しかし「聞き書き」をすると 介護する側とされる側が対等な関係となり 逆転もありえる。
介護は、食事 排泄 入浴の3大介護の技術を効率よく提供するサービスである といわれるが「聞き書き」も介護の一つに加えたい。

昔の話を聞くことで記憶を呼び起こしてもらう技法として回想法がある。しかし これは聞き手が場を仕切ることになり 自由に話してもらう「聞き書き」とは違う。そもそも効果を目的にして話を聞くことには違和感がある。
私は相手を理解する為に話を聞きたい。

介護の世界はすごく閉じられているように感じる。
外に開いて 色々な経験をへた人に入ってきてもらう事が大事と思う。
そうすれば 介護の現場はもっと豊かな世界になっていくはずと考える。

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これからの介護にとって示唆にとんでいると思います。食事 排泄 入浴の3大介護だけでは これからの高齢者は満足しません。身体だけではなく精神 心の満足をめざす何かを模索する時が来たように思います。        
              ここあ記        2014・08・22


遠隔コミュニケーションロボット「オリヒメ」を知っていますか? 
五年程前にNHKの深夜番組を観ていてこんな若者もいるのかと衝撃を受けました。
不登校気味だった中学生の吉藤健太朗さん(29)は物作りに目覚め、高校の時は「JSEC」(ジェイセック)という科学技術コンテストで優勝したそうです。この時は段差を自力で登れる電動車椅子を作りました。これだけでもたいした事だと私は思うのですが、次に孤独を癒せるかもしれないロボットを開発しました。これが「オリヒメ」です。当初の「オリヒメ」はコケシのように頭と胴体だけのロボットで、手のひらに乗るくらいの大きさでした。現在は高さ22 センチ重さは約600グラムあり、腕もついて細やかな感情も表現できるようになりました

病気や高齢になると一緒に行動したくても無理という場合があります。
例えば、旅行に行けない人の分身として「オリヒメ」を持っていくと「オリヒメ」にはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されていますので、本人が自宅でパソコンを操作し旅先の「オリヒメ」を自在に動かして 景色を見る・話す・腕を上げて返事をするなど、心の赴くままに旅見物ができます。この自由さが良いですね。実はスマホ等だけで「オリヒメ」なしでも自宅から旅見物はできます。しかし本人が旅先に「いる」という感覚は持てません。この「オリヒメ」は旅先に「いる」ので現実味があり旅行を楽しんでいる人との意思疎通もスムーズに行えます。だんだん「オリヒメ」が本人のように見えてくるとの事です。このように「オリヒメ」は、実際には旅行に行けなくても一緒に行っているかのような感覚を味わえるのです。

現在の吉藤さんは(株)オリィ研究所所長として志を同じくする仲間と不登校支援や病児支援の他に(社団)WITH ALSと提携し難病患者の就労支援テレワークプロジェクトを立ち上げるなど益々進化変容しています。

こういう物があれば良いなと考える事が現実化するのにも驚きましたが、若者が大企業に入らず理想を追う姿にも感動しました。

このようなソーシャルビジネスはこれからの主流になっていくと思います。
自分だけの利益ではもの足りなく、社会のためになる事をして暮らしていきたい人が増えていくでしょう。
そうなれば もっと住みよい社会が実現するのかもしれないと思いました。

参考 (株)オリィ研究所ホームページ     2018/08/03 ここあ記



アサーティブ的コミュニケーション術とは
生きていく限り人とのコミュニケーションは重要ですが、一番難しいのもコミュニケーションだと言われています
でも多くの人はコミュニケーションの理論を学校で教えられたことはないと思います。 結局 試行錯誤の中で 自分が傷ついたり相手を傷つけたりしながら経験から学ぶしかありませんでした。私は心理学の勉強の中でとても興味深いコミュニケーションツールに出会いました。それがアサーティブです。今では日本の小中学校にも徐々に浸透しているそうです。

アサーティブは「相手の意見(感情)を尊重しつつ 自分の意見(感情)もきちんと表現する」メソッドで、心理学の行動療法に人権擁護運動などの理論をプラスしてアメリカで発展しました。欧米では 自分の意見(感情)をきちんと言う事は昔から教えられていますが、日本人は感情を表現するのが苦手です。 悲しい時もぐっと我慢して、嬉しい時も外国の方のようにハグをすることはあまりありません。 感情が穏やかで 人当たりが良さそうに見えますが、相手に合わせようと無理に作り笑いをして自分の意見を押し殺す事もありがちです。しかしそれは「あの時こう言っておけば良かった」など後悔にも繋がります。それ故「自分の感情を認めそれを表現する」アサーティブはコミュニケーションツールであると同時に心にしこりを残さない手段でもあります。

アサーティブに相手と向き合う為の四つの柱が 「誠実 率直 対等 自己責任」です。
「誠実」・・自分に対しても相手に対しても誠実であり、自分の感情に蓋をしない。
「率直」・・気持ちや要求を伝える時に相手に率直に向き合い、「私は」と自分を主語にして話す。
「対等」・・たとえ現実の立場に上下関係があったとしても人間として対等なのでお互いを尊重しあう。
「自己責任」・・相手とのコミュニケーションの半分の責任は自分にもあるので「 言うこと」も「 黙っていること」もその結果を自分で引き受ける。

こうみてくると気が進まない要求に対しては「ノー」と言うのもOKだと分かります。「ノー」と言うのはとても勇気の要る事ですが、アサーティブに「ノー」という方法があります。

@ 相手の要求に気持ちが決まらなければ「 もう少し待って」「もう少し詳しく教えて」 と言って判断の材料をもらい 時間を決めて答えを出す。
A 自分がどうしたいのかを相手に提案して一緒に解決策をみつけだす。

私の経験をいいますと、以前習っていた趣味の会の先生に偶然お会いしたところ食事会をしようという話になり、数人の集まりならと軽い気持ちで幹事を引き受けました。しかしその後 先生の古希のお祝い会に発展し、昔のお弟子さんにも声を掛ける事になりました。案内状の作成・発送や電話での確認など私自身も多忙な時期でしたので時間的に大変でした。前述したアサーティブに「ノー」と言う対処法にあるように、対処法@「(古希のお祝い会に変更になった時)幹事を引き受けるかどうか時間・期限を決めて答えを出す」、対処法A「(幹事を引き受けると決めたなら)幹事の人数を増やしてもらう」など提案すべきでした。準備が間に合わないと先生にも迷惑を掛けるのですから、良い関係を続けるためにもアサーティブ的態度が必要であると思いました。

アサーティブというと自分の意見を はっきり言う事だと受け取る方もいると思いますが、既述した通り自分の「感情」を大事にすることが 大前提です。そしてそれを適切に表現すると自ずと「意見」になるのです。私は今まで「 相手の意を汲んで行動し 相手に喜んでもらう」 ことが最良のコミュニケーションと考えていました。しかしこれでは相手の感情に同調しただけで自分の感情・意見は奥に押しやられています。相手の期待に添いたい気持ちが勝り自分が疲弊しては楽しく生きられません。

アサーティブ的意見の表出方法は ワークトレーニングで勉強します。このトレーニングで適切な意見の表出を身に着けると等身大の自分を受け入れることができ、人との付き合い方に自信が持てるようになり、自分のやりたい事に向かってダイレクトに進めるようになると思いました。

参考文献 「アサーティブ・トレーニング」NPO法人アサーティブジャパン 

        2018/08/11 ここあ記





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