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傾聴ボランティア ちわわ


Short Message ろ

認知症介護のメンタル講座 まとめ 報告ここあ
認知症介護をめぐるメンタルヘルス講座  土浦ウララにて
2013/10/4 , 11/1, 12/6, 2014/1/10, 2/7 AM10〜12  全5回12/6は実習とDVD
茨城県立医療大学付属病院 精神科リハビリ専門 山川百合子先生

<高齢者の特性>
日本の高齢化率→先進諸国の中でも突出して高い
高齢者→身体の外見 内側とも萎縮 減少 低下、高齢者の脳〜重量の減少
増えるもの〜 シワ ホクロ 白髪
結晶性知能
常識 判断力 理解力 経験の積み重ね→60歳代がピーク
流動性知能
新しい事の学習 変化への適応能力→30歳代がピーク 60歳代から急速に低下

精神の老化→感覚 知覚 感情の弾力性の変化
気質→いつも中心にいたい。騒がれると神経質になる。 昔の思い出を美化する。
最近の事柄の記憶力は低下するが古い事は覚えている。

被害感と孤独感
社会性の変化→役割(親 仕事)の喪失 収入の低下 仲間の喪失など 
用心深くなる〜 経験則が使える(良い面)
本人の老いの受け入れ程度の把握が大事。 直面させる言動は自尊心を傷つける。

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<認知症とは>
いったん獲得された知能が脳の気質的障害により 永続的(不可逆的)に低下または喪失する症状。本人や家族の喪失体験を伴う。
早期診断が重要〜病気の理解の為や本人による将来の準備が可能(成年後見人制度など)
認知症の種類
アルツハイマー  脳血管型認知症  その他(レビー小体病  ピック病)

認知症の症状には中核症状と周辺症状がある。
前者は認知症に必ずみられる症状であり後者はそれに付随してでてくる症状である。

中核症状(記憶障害 実行機能障害 見当識障害 理解力の低下)にゆがんだ外界の認知やストレスが加わり 又本人の素質や環境 心理その他の要因により周辺症状(幻覚 妄想 不眠 徘徊 抑うつ)がでてくる。
周辺症状の発症の出方を左右する要因は 環境 自身の体調(便秘 脱水 発熱 持病の悪化)周囲の対応や理解である。
認知症のケアで大事なのは 周辺症状をどれだけ少なくするかであり、薬物も時には必要である。

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<記憶のメカニズム>
人間の記憶は海馬(かいば)と大脳(だいのう)皮質(ひしつ)がつかさどる。「新しい記憶=短期・中期記憶は海馬(かいば)」 に、「古い記憶=長期記憶は大脳(だいのう)皮質(ひしつ)」 にファイルされている。   海馬は脳の真ん中に左右一つずつある。

海馬(かいば)が情報を得て 短期記憶を蓄(たくわ)える。それを選別して大脳(だいのう)皮質(ひしつ)に送り、その情報は大脳皮質で長期記憶として保存される。
前頭(ぜんとう)葉(よう)が大脳(だいのう)皮質(ひしつ)の色々な場所に保存されている記憶を引き出し、意識に上らせる機能を持つ。それにより記憶を思い出す事ができる。

海馬(かいば)は年齢を問わず使われる事により鍛(きた)えられ膨(ふく)らみさらに記憶力を増大する事ができる。
 
<アルツハイマー型認知症>
認知症の中でもアルツハイマーは脳の全体的な萎縮(いしゅく)がおこる〜 記(き)銘力(めいりょく)の障害で 短期記憶が阻害される。おだやかに発症し徐々に進行する。
「海馬」 が正しく働かなくなると、 新しいことをうまく覚えられなくなってしまう。つまり、昔のことは覚えていても、新しいことはすぐに忘れてしまう。アルツハイマー型認知症の方がついさっきのことを忘れてしまうのはこのためである。

生活上の障がいは 当人が一番不便
料理ができない。 一度にいくつもの事ができない (実行機能障害)
化粧ができない(お洒落だった人がだらしなくなる)抽象的思考力が低下する。
外出先でうまく振る舞えない(趣味社交から遠ざかる)
お風呂が嫌い、同じ物ばかり着る(お風呂の入り方や着方がわからない)
日常以外の事が出来ない(葬式 法事の時などに症状が顕著にでる)
言葉の指示がわからない。何をしているのかがわからない。

<認知症のリハビリ>
斎藤正彦先生 (当時和光(わこう)病院院長 埼玉県和光市)ビデオにて

失敗しても傷つかない人間関係を作る→失敗をさせない事が失敗に気づかせる近道
介護者が工夫をして本人が失敗をしないように工夫する。(例 トイレ)
1.トイレのドアがわからない場合は廊下に電気をつけておく。
2.トイレの場所が不明の場合は トイレのドアを開けて電気をつけておく。
3.汚物の流し方がわからない場合は 自動でながれるトイレにかえる。
上記のように徐々に進む症状を把握して対処する。

本人は自分の困難を分析できないばかりでなく 代償法を習得する事も難しいため、恥をかかせない事が重要である。不用意に集団でドリルをさせてはいけない。
やわらかいコミュニケーションが大事→人間の理解がなければケアはできない。
疾病や障害の受容は強要しない方が良い。

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<ストレスの対処法と認知症の予防>

現在のストレスは昔より複雑になっている(不安 人間関係 仕事など)
ストレスの対処法→ おしゃべり(男性は苦手) 運動  泣く  笑う
ストレスには 斜に構えたり  逃げたりすることも有効な対処方法である。
頼れるものには頼る姿勢が重要→制度 、人、 物

これ以上 脳を傷つけないように
脳梗塞や脳出血の原因となる生活習慣病予防や頭をぶつけない 転ばない事が肝要

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江戸時代のスーパー高齢者 貝原益軒!

5/11読売日曜版 貝原益軒の記事 江戸時代前半に83歳の長寿を全うした儒学者
生涯に著した百部におよぶ書物の大半は還暦を過ぎてからの物。

健康指南書の養生訓 全八巻の完成は死の前年。この時代のスーパー高齢者!
あっさりとした薄味を好むべし
好物は少しを口にする事を心得よ
益軒研究家で作家の山崎光夫さんによると養生訓の深意は人生を大いに楽しむ事。
第一巻の総論にも「およそ人の楽しむべき事 三あり」善行、健康、長寿の三楽。
これからも 程々に身を慎んで 人生を大いに楽しみましょう!

2014・05・20 ここあ


手乗りの「オリヒメ」
今年の七夕も終わりましたが 「オリヒメ」をご存知ですか?

最近NHKの深夜番組を観ていてこんな若者もいるのか と感動しましたら 朝日新聞でも連載がありました。

不登校気味だった中学生の吉藤健太朗(25)さんは物作りに目覚め 高校の時は「JSEC」(ジェイセック)という科学技術コンテストで優勝したそうです。

この時は段差を自力で登れる電動車椅子を作りました。
これだけでもたいした事だと私は思うのですが 次に孤独を癒せるかもしれないロボットを開発しました。
これが「オリヒメ」で片手にのる位のロボットです。

高齢や病気になると一緒に行動したくても無理という場合があります。
その時 旅行などに家族と一緒に行けなくてもかわりに「オリヒメ」を持っていってもらうと 行かない人もあたかも 一緒に行ったかのような感覚を味わえる というものです。

ベンチャー企業なので資金集めなど大変そうですが 協力企業もできて着実に動き出しそうです。

こういう物があれば良いな と考える事が現実化するのにも驚きましたが  若者が大企業に入らず理想を追う姿にも感動しました。

ソーシャルビジネスはこれからの主流になっていくと思います。
これからは、自分だけの利益ではもの足りなく 社会のためになる事をして 暮らしていきたい人が増えていくでしょう。

そうなればもっと住みよい社会が実現するかもしれません。

 H25.7.28             ここあ

                   


「生きる」ということ
先日 懇意にしている方々とお話しをする機会がありました。

その中で命の大切さという事を 今の子ども達にどのように教えたらよいのか という話しになりました。
人間として生まれる事の奇跡や生きていく事の大切さをどうわかってもらうか 、「なかなか難しいですね」との結論になりました。

帰宅してから「徹子の部屋」の録画をみると 津波にあっても全員が避難できた 釜石小学校の校歌を話題にしていました。

作詞は井上ひさしさんで、校歌であっても小学校の名称も山の名前も出てきません。

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釜石小学校 校歌
             作詞 井上ひさし
             作曲 宇野誠一郎

いきいき生きる   いきいき生きる
ひとりで立って   まっすぐ生きる
困ったときは    目をあげて
星を目あてに    まっすぐ生きる
息あるうちは    いきいき生きる


はっきり話す    はっきり話す
びくびくせずに   はっきり話す
困ったときは    あわてずに
人間について    よく考える
考えたなら     はっきり話す


しっかりつかむ   しっかりつかむ
まことの知恵を   しっかりつかむ
困ったときは    手を出して
ともだちの手を   しっかりつかむ
手と手をつないで  しっかり生きる

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184名の児童全員が津波から避難できた釜石小学校は「釜石の奇跡」といわれているそうで、その奇跡の理由の一つはこの校歌にあるのかもしれません。

井上ひさしさんの歌詞は児童向けというより これから晩年をむかえる人に対しても、「生きる事」は具体的にいうとこうなのだ、と教えて下さっている と感じました。

井上ひさしさんの歌詞には言葉の力を感じますし この校歌は校歌の枠を超えて私達がいつも口ずさんでいたい歌です。

 H25.3.23     ここあ


朝日新聞 11月20日付 「臨床宗教師」を読んで
東北大学「実践宗教学寄付講座」の研修で「臨床宗教師」研修が行われたそうです。

私は 初めて「臨床宗教師」という語句を知りました。
「臨床〜」というのは「必要としている人の側に寄り添う」というイメージがありますが 「臨床宗教師」も 被災地や終末医療の現場で 布教伝動ではない 宗教者ならではの心のケアを目的としています。

米国では 病院や警察など 死にかかわる職場には 公的な資格を持った「チャプレン」と呼ばれる聖職者がいます。これは日本版チャプレンの育成をめざしての研修です。 

この研修でユニークなのは 仏教 イスラム教 キリスト教の聖職者が宗教宗派を超えて一緒に研修をする事です。
考えてみれば これはとても大変なことです。
中東では自分の宗教が一番で 延々と戦争をしています。
「自分の宗教だけではなく 他の人が信じる宗教も尊重する。」

これは これからの私達にとって 大切な事になってくると思います。

又 「宗教宗派を超えて協働する事で 布教や営利活動とは一線を画した 公共性を持った活動の場が作れる」と講座担当の高橋准教授はおしゃっています。

アメリカの精神科医のエリザベス キューブラー ロスさんは、 死の床にある方々のお話しを聴いて 多くの本を著されていました。

日本にもそのような活動をしている方はおられますが、「臨床宗教師」も独り暮らしの高齢者のみとりにもかかわろうと考えているとの事です。

もちろん それには「傾聴」が不可欠です。

私達のグループは市井のメンバーですが 趣旨は同じと思いますので、これからも地道に活動していきたいと考えています。

 H24.11.25          ここあ



高齢者こそ重要になるネットワーク作り
診療内科医の梅原純子さんのコラムに「多接」がこれからの高齢化に重要である と書いてありました。

「多接」は文字通り「多く接する」ということで、自分が接するネットワークの数が多ければ多いほど 心の健康のためには良い という事をいっています。これは 最近 東北大学大学院公衆衛生学分野の 辻 一郎教授の臨床研究でもあきらかになりました。

辻教授は 震災で同じように被災した地区でも 住民同士のネットワークが強い地区と弱い仮設住宅地区などでは 明らかに 強い地区より弱い地区のほうが 不眠の訴えも多く 心の健康度が下がった との研究を発表しました。

しかし残念ながら 実際は高齢になるほど人との関わりあいは減っていくのが現状です。

牛久市では包括支援センターのケア・マネジャーの在宅高齢者の訪問があります。
「ちわわ」では 社協の方達の協力も頂き  九月より在宅高齢者の個人宅訪問を始めました。

昨年からの福祉施設訪問も継続していますので メンバーの数から考えるとなかなか訪問先を増やすのが難しいですが、微力ながら 私達とのお話しが その方の「ネットワーク」の一部となれば 嬉しいです。 

 H24.9.23            ここあ    
          


地域福祉と「ちわわ」
福祉サービスは サービスが必要な人が自分で情報をとりにいかなくては 何もはじまりません。

外に向かい情報をとってくれる人材(子・ヘルパー・近所の親しくしている人)がいる場合はいいのですが、 いない場合は 一人住まいで亡くなる
「孤独死」や 複数で暮らしていても「孤立死」となるケースが多いと感じています。

昔のように縁側があったり縁台を置いて近所と会話を持つということも少なくなりました。

特に在宅障がい者は428万人だそうで 大半は家族が介護をしています。
しかし介護が困難になった場合 すぐに必要な情報が与えられるシステムにはなっていないのが現状のようです。

青森県立保健大講師の西村愛さんは「家庭訪問センター」の設立を提言しています。

支援者が家庭を訪問し必要なサービスに繋げる というものです。

今までもケアマネージャーがしてきた仕事のようですが ケアマネも当事者からの依頼でサービスを行います。
これはサービスに繋がるすべのない方を事前にリサーチする というセンターです。

牛久市では地区社会福祉協議会の設立を後押ししています。
当事者に必要な細かい福祉サービスを実践しようとする試みのひとつだと思います。

私達「ちわわ」は今年度から個人宅を訪問し、微力ながら「お話し相手」として在宅の高齢者に温かいものを感じていただきたいと準備しているところです。

しかし社協に登録しているボランティア団体にもかかわらず、なかなか個人宅におじゃましてのお話し相手は 個人情報の問題もありハードルが高いです。

でも これから必要になるボランティアであると思いますので 地道に活動していきたいと思っています。

 H24.6.5          ここあ



傾聴ボランティア ちわわ